第1回 理事長主催 学内懇談会を開催しました
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理事長主催の学内懇談会が、令和6年6月10日(月)にオンライン配信で開催されました。
この懇談会は、奈良国立大学機構と傘下の二大学のことをざっくばらんに語り合う場として企画されたものです。
第1回目となる今回は、鈴木則子 奈良女子大学生活環境学部長との懇談が行われ、「女性リーダーの育成」と「総合知を涵養する環境の在り方」について、意見交換が行われました。
「女性リーダーの育成」について、鈴木生活環境学部長は、女性リーダーや理工系分野の女性教員が少ない点については、女性の意識を変えるのではなく、社会が変わる必要があること、ダイバーシティの時代には多様な女性研究者のロールモデルを学生に示して、自分が求めるロールモデルを見つけ、将来像を描けるようにすることが大事であると述べました。榊理事長は、理工系分野の女性教員が少ない点について、工学は社会に貢献する学問なので、多様な発想や視点が不可欠で、女性や外国人などの多様な教員や学生の受け入れが望ましいこと、ロールモデルの存在に加え、工学のプロフェッショナルとして敬意を抱く人が身近にいることも重要であること、女性リーダーの育成に向けて、引き続き努力していくことを述べました。 「総合知を涵養する環境の在り方」について、鈴木生活環境学部長は、大学から与えられるだけでなく、自ら能動的に学ぶ姿勢が必要であり、書物や新聞によって知識や教養を獲得できる学術情報センターの充実が重要であると述べました。榊理事長は、講義や書物や寮での人間的交わりなどを通じて自分の人生が変わるような体験に出会って欲しい、そのためにも知のライブラリーである図書館の魅力を考え、伝えていく必要があるため、どういった取組が良いか、海外の大学の事例も参考に、関心を持って取り組んでいきたいと述べました。
この理事長主催の学内懇談会は、今後も月に一度の頻度で開催される予定になっており、次回は、令和6年7月10日(水)を予定しています。