合評セッションの様子

DMG森精機株式会社 森雅彦代表取締役社長(機構アドバイザリーボード)との対話イベントを開催(3月13日)

 奈良国立大学機構では令和6年3月13日(水)、DMG森精機株式会社奈良商品開発センタにて同社森雅彦取締役社長(機構アドバイザリーボード)との対話イベントを開催しました。同社は世界中に116の拠点を持つ世界的な工作機械メーカーで、令和4年4月に設置した奈良女子大学工学部の教育にもご賛同頂き、講義や学生実習の受入れ等の形でご協力下さっています。
 森社長からは「奈良から世界へ」の演題で工作機械に関する社会的ニーズの変遷と同社の発展の過程や同社がサステナブルな社会の実現に向け推進するMX(マシニング・トランスフォーメーション、工程集約→自動化によるGX(グリーン・トランスフォーメーション)への貢献と一連の行程をDX(デジタル・トランスフォーメーション)する仕組み)、ドイツを中心とした欧州各国、米国、中国等に生産拠点を設け、多国籍人材が協働するグローバルな事業展開等についてご説明頂きました。その後、学生から寄せられた「多様性に富んだ多国籍企業をリーダーとしてまとめる上で心がけていること」、「会社経営に必要な知識を修得するために心がけていること」といった質問に丁寧にご回答頂きました。
 最後に奈良女子大学工学部の学生から同社奈良商品開発センタで実施頂いている先端設計生産工学等の授業等の報告も含め、設置後2年を経た工学部学生の思いについて報告させて頂きイベントは終了となりました。
 イベント終了後には、同社社員の皆様と学生が交流する機会も設けて頂き、工学部の学生にとっては女性エンジニアとしての将来について考える好機となりました。