学問祭(諸学への誘い)2023

学問祭2023表紙ビジュアル

*奈良教育大学では「教養科目」、奈良女子大学では「教養科目群」として単位認定

【今年度】学問祭2023パンフレットPDFはこちら

【昨年度の記録】学問祭2022パンフレットPDFはこちら

お知らせ

  • ■レポート合評セッションを開催し、受賞者3名の作品を公開しました(2023.12.18)
  • ■学問祭2023の内容に更新しました(2023.04.01)
  • ■教養教育ウィーク 奈良カレッジズ学問祭(略称「学問祭」)のページを開設しました(2022.04.01)

学問祭とは?

学問の面白さや奥深さを感じることのできる真夏の1週間。2023年度は8月24~30日開催予定です。
大学とは学問を深め、知を産み出す場所です。ではそもそも学問とは何なのか…。それを体感すべく、集中講義形式で学問の面白さや奥深さを感じることのできる新科目「諸学への誘い(いざない)」と関連イベントをセットにしたものが「教養教育ウィーク 奈良カレッジズ学問祭」(略称「学問祭」)です。学外からの贅沢な講師陣も交えた、さまざまな分野の専門家が1コマずつ登壇(2023年度は15名)します。興味や関心を深めるもよし。新しい分野の扉を叩くもよし。自在に組み合わせて8コマ以上を受講し、自分なりの知的世界を構築するためのヒントや刺激に出会ってください。奈良女子大学と奈良教育大学が共同で開講する科目ですので、両学の学生が受講します。オンライン受講も可能です。

何に役立つの?

新科目「諸学への誘い」&学問祭は下記を目指しています。
■礎(いしずえ)の形成:知る歓びと考える愉しさを体感。生涯つづくような知的欲求の礎を築く。
■諸学を知る:諸学のエッセンスに触れ、各自が探究したいジャンルに出会う契機とする。
■異分野の横断的把握:異分野・異領域についての学びを繋ぎ、融合する力を醸成する。
■交流:単位取得をめざす履修もワンショットの聴講もできる、柔軟な知的交流空間づくり。

単位になるの?

はい。
奈良教育大学生は教養科目「諸学への誘いA」(2単位認定)もしくは「諸学への誘いB」(1単位認定)を、奈良女子大学生は教養教育科目「諸学への誘い」(1単位認定)を履修登録してください。前期科目です。昨年度に続き2度目の履修でも単位認定されます。

履修や単位認定の方法は?

全講義のうちから自由に8コマ以上を受講し、レポートを作成して、1単位が認定されます。2単位型履修である「諸学への誘いA」の単位認定方法は教育大学生向けに別途お知らせします。レポートでは、<受講した講義のうちの2つほどを自分なりに俯瞰し、関連づけたり融合させると見えてくるもの>について述べてもらう予定です。自分の関心や思いつきにひきつけて自由に書いてくれればよいので、難しく考える必要はありません。詳細や分量・提出方法・締め切りなどは履修登録者に別途告知します。

履修登録しない聴講もOK?

はい。
「単位取得は不要だが、ぜひ聴講したい講義がある」といったケースも歓迎です。大学院生も教職員もOKです。参加方法等は決まり次第この欄でお知らせします。

開講形態は?教室はどこ?

・奈良教育大学と奈良女子大学の共通科目として両大学生が履修。
・開講形態=教室で実施する対面授業(8月24~28日)とオンラインのみによる遠隔授業(8月29日)があります。対面型の場合はオンラインでも同時配信します。
・オンライン受講用のZoom URLは履修登録や聴講申し込みをした人に別途お知らせします。
・会場となるキャンパスはタイムテーブルを見てください。
・教室は決まり履修登録者に周知したりシラバスに掲載したりします。受講前に確認してください。
シラバス入り口はこちら→ [教育大] [女子大]
※同じ科目なのでシラバス記載内容も共通です

講義内容

対面+遠隔授業:教室で実施(オンラインでも同時配信) 遠隔授業:オンラインで実施(教室での授業はありません)

パソコンでご覧の場合、ブラウザの幅を狭めていただくと各講義概要が見やすくなります。 ※印:奈良国立大学機構アドバイザリーボードメンバー

  • 講義内容画像 8月24日 2コマ
  • 講義内容画像 8月24日 3コマ
  • 講義内容画像 8月24日 4コマ
  • 講義内容画像 8月25日 2コマ
  • 講義内容画像 8月25日 3コマ
  • 講義内容画像 8月25日 4コマ
  • 講義内容画像 8月26日 2コマ
  • 講義内容画像 8月26日 3コマ
  • 講義内容画像 8月26日 4コマ
  • 講義内容画像 8月28日 2コマ
  • 講義内容画像 8月28日 3コマ
  • 講義内容画像 8月28日 4コマ
  • 講義内容画像 8月29日 2コマ
  • 講義内容画像 8月29日 3コマ
  • 講義内容画像 8月29日 4コマ

ゲスト講師等プロフィール

※出講順。機関名をクリックすると各HPに飛べます。
川人 光男(株式会社国際電気通信基礎技術研究所ほか)
国際電気通信基礎技術研究所(ATR)へ
吉澤 悟(奈良国立博物館学芸部長)
奈良国立博物館へ
ジュリア・カセム(ロンドン芸術大学客員教授)
ロンドン芸術大学へ
神野 惠(奈良文化財研究所考古第二研究室長)
奈良文化財研究所へ
後藤 景子(奈良工業高等専門学校前校長)
奈良工業高等専門学校へ

スケジュール

※各講師の名前をクリックすると紹介ページ(外部サイト)に飛べます
2コマ
10時45分~12時15分
3コマ
13時05分~14時35分
4コマ
14時50分~16時20分
◀︎通常時間割より5〜10分後ろ倒しになっています
8/24木 脳科学と
ブレインマシンインタフェース
講師:川人光男(株式会社国際電気通信基礎技術研究所ほか)
原子核とハドロンの物理学
講師:比連崎悟(奈良女子大学)
臨床心理学における感情と思考
講師:梅垣佑介(奈良女子大学)
奈良教育大学会場
8/25金 正倉院宝物の源流を考える
講師:吉澤悟(奈良国立博物館)
ならことば考
-方言や奈良由来のことばを愉しむ-
講師:小﨑誠二(奈良県教育委員会)
社会的・経済的エンパワーメントのためのインクルーシブデザイン・プロセスの活用
講師:ジュリア・カセム
(ロンドン芸術大学客員教授)
奈良女子大学会場
8/26土 今を知るための考古学
講師:神野惠(奈良文化財研究所)
絶滅危惧種を守れるか
講師:小長谷達郎(奈良教育大学)
天職との出会い 
講師:後藤景子
(奈良工業高等専門学校前校長)
奈良女子大学会場
8/27日 お休み
(単位履修外の自由参加企画を実施する場合は学問祭ウェブサイトでお知らせします)
8/28月 数学における「無限」について
講師:高橋亮(奈良教育大学)
食物のにおいはどうしてできる
講師:髙村仁知(奈良女子大学)
ESD(持続可能な開発のための教育)
に基づく日本語の観察と法則の発見
講師:加藤久雄(奈良教育大学)
奈良教育大学会場
8/29火 遺伝子改変マウスを使って遺伝子の
本当の働きを明らかにしよう!
-小規模大学から出す
世界基準の研究成果-
講師:渡邊利雄(奈良女子大学)
知られざる「へき地教育」×SDGsの世界
-山間・離島の小規模校に未来を探る-
講師:河本大地(奈良教育大学)
美とデザインの理論
講師:藤田盟児 (奈良女子大学)
終日オンライン
8/30水

スピンオフDAY
『インキュベーション-異分野とのコラボのためのABC-』
講師:ジュリア・カセム先生(ロンドン芸術大学 客員教授)
時間:10:40~16:20

(「諸学への誘い」科目の単位履修外。事前申込制です。)

合評セッション

    学問祭2023レポート合評セッション 受賞3作品発表!学長あいさつと3作品はこちら
    新しい方法論を拓くで賞
     山本 花菜さん(奈良教育大学教育学部3回生)
     タイトル:学際的研究のススメ~文化を絶滅から救え!~

    独創的で賞
     山本 隆萬さん(奈良教育大学教育学部1回生)
     タイトル:学術研究における『洞察的直感力』の重要性

    社会が注目するで賞
     前沢 千咲貴さん(奈良女子大学工学部2回生)
     タイトル:認知の歪みの改善方法

    ※レポート合評セッションとは:学問祭における授業科目「諸学への誘い」に提出された課題レポートのうち、自薦・他薦によるエントリー作品をみんなで読み合うイベントが合評セッションです。(2023年度は9月26日開催)
    ※レポート課題は下記でした。「総合知」の涵養を促す内容です。
    「受講した講義から2つを選び(3つ以上も可)、それらを自分なりに俯瞰し、関連づけたり融合させたりすると見えてくるものについて自由に論じてください。」


    <学問祭2023レポート合評セッション開催案内~ぜひご参加ください~>
    ◆ 日時:9月26日(火)14時~17時
    ◆ 場所:奈良カレッジズ交流テラス(奈良県奈良市北魚屋東町)
     →奈良女子大学正門前の道路をそのまま北へ約50M進むと右手に見える白壁の建物の1階
    ◆ 趣旨:
    ・学問祭2023の課題レポートを学生や教職員がいっしょに読みあい、そこから展望できる新しい「知」について、楽しく意見交換するイベントです。融合・越境や閃きが重視される今日、その基盤となる「総合知を構築する力」を互いに育むチャンスです。
    ◆ 参加できる人:奈良国立大学機構(奈良教育大・奈良女子大学)に所属する学生・院生・教職員
     ※学問祭の講義を受講したかどうかに関係なく、ぜひ気軽に参加してください。
    ◆ 表彰:みんなに刺激や示唆を与えたレポートをその場で選び合い表彰します。
    ◆ 参考:取り上げるレポートは、下記の課題に沿って作成され、本行事のためにエントリーしてくださった10数本です。
    <「諸学への誘い2023」の講義から自分が受講した2つ以上を選び、それらを自分なりに俯瞰し、関連づけたり融合させたりすると見えてくるものについて自由に論じてください。>


    <レポート合評セッション エントリー募集>(チラシはこちら
    学生や教職員がいっしょにレポートを読みあい、そこから展望できる新しい「知」について、楽しく意見交換するイベントです。
     ◆ 学問祭「諸学への誘い」に履修登録している人は、自分の書く課題レポートでぜひエントリーしてください。
     ◆ 一般の方や高校生を含め、履修登録していない人もエントリーできます。
     ◆ エントリーしていない人も、合評セッション当日、気軽に参加してください。

    【エントリー期間】
    2023年8月30日(水)~9月14日(木)
    【エントリー方法】
    「諸学への誘い」履修登録者:
     課題レポート提出時に、用紙にある「合評会エントリーチェック欄」に印を付けてください。
    履修登録者以外:
     学問祭2023「諸学への誘い」の講義を2つ以上聴講した人は、メール(下記アドレス)によりエントリーしてください(一般、高校生も可)。
      エントリー用アドレス: gakumonsai.nara.ni@gmail.com
     <メール記載事項>
      件名に「合評セッション」、メール本文に、①氏名、②所属、③メールアドレスを必ず記載し、レポートを添付して送信してください。
    【お題】
     「諸学への誘い2023」の講義から自分が受講した2つ以上を選び、それらを自分なりに俯瞰し、関連づけたり融合させたりすると見えてくるものについて自由に論じてください。
    【表彰】
     みんなに刺激や示唆を与えたレポートを表彰します。
      ※賞状と副賞を授与する予定です。

関連イベント

    ■奈良カレッジズ学問祭”スピンオフDAY”を開催します。
     『インキュベーション-異分野とのコラボのためのABC-』
     日時:令和5年8月30日(水)10:40~16:20
      申し込み:https://forms.office.com/r/xD2SKz5U8S
     ※応募多数の場合は、調整します。
     リーフレットはこちら

    ■2023年度の講師による推薦図書リストは下記です。 書籍実物の展示案内はこちら

■2023年度版オススメ図書はこれ!➞推薦の言葉はこちら

 著者名書名出版社
1仲野 徹 生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究河出書房新社 河出文庫
2岡田 吉美遺伝暗号のナゾにいどむ岩波書店 岩波ジュニア新書
3下山晴彦(編)よくわかる臨床心理学ミネルヴァ書房
4山上敏子方法としての行動療法金剛出版
5谷畑 勇夫宇宙核物理学入門講談社(ブルーバックス)
6秋葉 康之クォーク・グルーオン・プラズマの物理共立出版
7E.S.モース(石川欣一訳)日本その日その日講談社学術文庫
8赤祖父俊一正しく知る地球温暖化—誤った温暖化論に惑わされないために―誠文堂新光社
9儀我美一・儀我美保 非線形偏微分方程式 ― 解の漸近挙動と自己相似解 ―共立出版
10ハイム・ブレジス関数解析 その理論と応用に向けて産業図書
11三舟隆之・馬場基古代寺院の食を再現する : 西大寺では何を食べていたのか吉川弘文館
12奈良文化財研究所(共著)奈良の都の暮らしぶり : 平城京の生活誌クバプロ
13デビッド・マービジョン―視覚の計算理論と脳内表現産業図書
14川人光男脳の情報を読み解く BMIが開く未来朝日新聞出版
15神谷美恵子生きがいについてみすず書房
16C.M.ライゲルース学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル北大路書房
17ダゴベルト・フライ比較芸術学創文社
18加藤周一日本文化における時間と空間岩波書店
19井上和子(編)日本文法小辞典大修館書店
20ノーム・チョムスキー(著)川本茂雄(訳)デカルト派言語学 合理主義思想の歴史の一章みすず書房
21日本生態学会 編生態学入門東京化学同人
22ピッキオ 編著虫のおもしろ私生活―身近な虫の観察図鑑主婦と生活社
23日本景観生態学会景観生態学共立出版
24十津川村史編さん委員会十津川村史 地理・自然編十津川村
25オリバー・サックス(吉田利子 訳)火星の人類学者ー脳神経科医と7人の奇妙な患者ハヤカワ書房
26ジュリア・カセム「インクルーシブデザイン」という発想 排除しないプロセスのデザインフィルムアート社
27ユリウス・カエサル(高橋宏幸訳)ガリア戦記岩波書店
28石田茂作ほか天平地寶帝室博物館

お問い合わせ

  • 質問等はアクセスマップのすぐ下にあるEメールアドレス宛へお送りください。
    両校のうちご自分が所属している大学の方をお選びください。

会場キャンパスへのアクセス

奈良教育大学

バス停「高畑町」から徒歩1分
奈良教育大学 教務課 教務係
〒630–8528 奈良県奈良市高畑町
TEL.0742–27–9124
E-mail. kyoumu-tanto☆nara-edu.ac.jp
(メール送信の際は☆を半角の@に変換してください。)

奈良女子大学

近鉄奈良駅1番出口から徒歩約5分
奈良女子大学 学務課 学務係
〒630–8506 奈良県奈良市北魚屋西町
TEL.0742–20–3233
E-mail. gakumukakari☆jimu.nara-wu.ac.jp
(メール送信の際は☆を半角の@に変換してください。)