令和5年12月21日
トライアル講義 第8回目「生成AIなどITをどうビジネスや企業経営に活用するか」を実施しました。
講師は、奈良女子大学工学部の駒谷教授です。

本講義は、文部科学省「地域ニーズに応える産学官連携を通じたリカレント教育プラットフォーム構築支援事業」の採択を受け、本格稼働に向けたトライアルとして企業経営者等に受講対象者を限定し、10月から全10講義を開設しているものです。
詳細はトライアル講義専用ページをご確認ください。

 12月21日には、奈良女子大学工学部で情報システム・ソフトウェア工学専門の駒谷昇一教授が、企業経営へのITの活用について講義を行いました。ビジネスへのITの活用例として、トレーサビリィティに関連した事例が幾つか紹介されました。またAI(人工知能)の活用については、これまでのAIは3段論法で答えを出していたので間違いが生じ得たこと、現在のAIはインターネットからのクローリング(Webサイトを巡回して情報を収集すること)であるが、答えの正確性は不明で、著作権がないとの解説がありました。さらに、AIの普及で人間の仕事が無くなり、店舗やオフィスなどのリアル空間がサイバー空間に取って代わりつつある現状の紹介がありました。講義後は受講者による質疑応答やワークショップが行われ、相互に理解を深めました。今こそ、クリティカルシンキングや唯一無二のモノの価値が問われていると実感できる有意義な講義となりました。