本講義は、文部科学省「地域ニーズに応える産学官連携を通じたリカレント教育プラットフォーム構築支援事業」の採択を受け、本格稼働に向けたトライアルとして企業経営者等に受講対象者を限定し、10月から全10講義を開設しているものです。
詳細はトライアル講義専用ページをご確認ください。
11月8日には、奈良女子大学文学部で自然地理学(地形学)専門の高田将志教授が、自然災害について講義を行いました。冒頭に「人がいなければ災害にならない」「自然災害は自然の当たり前の振る舞い」「防災の問題は往々にして経済問題」との説明がありました。また、内陸直下型地震についてはマグニチュード6.5以上で震源の深さ30km以内の場合、地下深部のズレが地表に到達し大きな被害が出ることや、奈良周辺内陸活断層の活動様式、奈良盆地東縁断層帯や生駒断層帯の活動時における想定震度分布の解説がありました。最後に、防災・減災に関する基本情報として「奈良県大規模盛土造成地マップ」「地理院地図」の紹介があり、地域防災の基本は「地域に住む個々人の自然災害・防災に対するリテラシーを高めること」とのメッセージで締め括りました。講義終了後は受講生の方々との活発な質疑応答が行われました。
令和5年11月8日
トライアル講義 第6回目「自然災害と防災・減災~奈良と近畿圏について考える~」を実施しました。
講師は、奈良女子大学文学部の高田教授です。
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講義の様子① |
講義の様子② |