令和5年10月27日
トライアル講義 第4回目「健康寿命を伸ばす」を実施しました。
講師は、奈良女子大学工学部の芝﨑教授、中田教授、大高専任講師です。

本講義は、文部科学省「地域ニーズに応える産学官連携を通じたリカレント教育プラットフォーム構築支援事業」の採択を受け、本格稼働に向けたトライアルとして企業経営者等に受講対象者を限定し、10月から全10講義を開設しているものです。
詳細はトライアル講義専用ページをご確認ください。

 10月27日には、工学部の芝﨑学教授、中田大貴教授、大高千明専任講師の3名が共同で講義を行いました。講師3名に共通する研究課題はライフサイエンス(生体医工学)で、共同研究も行っています。芝﨑教授からは、健康寿命は行動体力と関係し持久力が重要であることや、心臓を強くするにはきつい運動が必要で、きつい運動により血圧は上がるが血管が柔らかくなり筋力がアップすること、高齢者向けには強弱をつけたトレーニングがよいとの説明やインターバル速歩の紹介がありました。中田教授からは、運動によりストレスホルモン「コルチゾール」が分解し、身体運動量を上げることはほぼ全ての病気に有効であると説明がありました。大高専任講師からは、要介護を避けるためには骨、関節、軟骨、椎間板、筋肉といった運動器にとって障害であるロコモティブシンドロームの予防が重要で、ロコモ度の判定と対処法としてのロコトレに関する紹介がありました。聴いていて思わず身体を動かしたくなるような講義でした。