令和5年10月19日
トライアル講義 第3回目「サントリーのDXへの取り組み~変革人材を育むために~」を実施しました。
講師は、サントリーホールディングス株式会社 常務執行役員 デジタル本部長の室元隆志氏です。

本講義は、文部科学省「地域ニーズに応える産学官連携を通じたリカレント教育プラットフォーム構築支援事業」の採択を受け、本格稼働に向けたトライアルとして企業経営者等に受講対象者を限定し、10月から全10講義を開設しているものです。
詳細はトライアル講義専用ページをご確認ください。

 10月19日には、サントリーホールディングス株式会社 常務執行役員 デジタル本部長の室元隆志氏に講義を行っていただきました。爆発的なエネルギーでサントリー全社のDX戦略を統括するともに、デジタル人財の育成にも力を入れておられる室元氏から冒頭、サントリーの歴史を紹介いただき、サントリーが120年間存続できた理由は「新しいものをつくる」ことを追求したからで、MONOZUKURIづくり力に加えてコト創り力が源泉になっているとの解説がありました。また、DXはX(トランスフォメーション)が重要で、D(デジタル技術)は手段であること、DXの3領域として、作り方の変革、売り方の変革、価値の変革に挑戦していくとの説明がありました。さらに、未来に向けたグローバル化への取り組みと実現のためのデジタル人財育成に関連して、目的思考・論点思考・戦略思考の重要性も述べられました。最後に室元氏自身の夢の実現と関連して、「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格が運命となる」との言葉が大変印象的でした。講義後は、司会進行役を務めた才脇教授や受講生との質疑応答が闊達に行われました。

講義の様子①

講義の様子②