令和5年10月13日
トライアル講義 第2回目「デザイン思考の勧め~生活者視点・ユーザー視点での製品と生活の提案~」を実施しました。
講師は、奈良女子大学工学部の久保教授と駒谷教授です。

本講義は、文部科学省「地域ニーズに応える産学官連携を通じたリカレント教育プラットフォーム構築支援事業」の採択を受け、本格稼働に向けたトライアルとして企業経営者等に受講対象者を限定し、10月から全10講義を開設しているものです。
詳細はトライアル講義専用ページをご確認ください。

 10月13日には、工学部の久保博子教授と駒谷昇一教授が共同で講義を行いました。久保教授は、人間工学の観点から、人間中心の「使いたくなる」設計には、人間そのものの理解が必要であることの説明があり、個人の具体的な情報から要求を推察するペルソナ・シナリオ法や、ユーザーエクスペリエンスにもとづいたデザインプロセスについての解説がありました。また、駒谷教授からは、情報システム学の観点から、システム開発における静的・動的デザインや、ソフトウェア開発プロセスにおける提案がありました。講義終了後、道の駅での農産物直売の役割分担とフローを考える演習を行いました。最後に受講生4~5名の各チームで、デザイン思考に関する学びやその活用について話し合い、代表者からの発表がありました。講義形式だけでなく、後半は演習やグループワークなど参加形式にすることで、受講生にとって大変有意義な時間となりました。

講義の様子①

講義の様子②