リカレント教育講座「ちょっと尖った食と健康実践講座」を実施しました
「食と健康」をキーワードに、糖尿病や血糖値、肥満予防をテーマとして、研究の歴史から最新の研究成果まで専門的知見を幅広く紹介しました。あわせて、体組成や栄養摂取状況、ナトカリ比などを測定する実習も行い、自身の健康状態や食生活を客観的に振り返る機会となりました。日頃から健康づくりに関心のある方に加え、管理栄養士として活躍されている方も含む21名が受講し、論理と実践を往還しながら体系的に学びを深めました。
| ■血糖の調節と糖尿病 [講師]奈良女子大学 稲田 明里 氏、髙地 リベカ 氏 [開催]2026年1月16日 糖尿病の基礎的知識から予防・管理の重要性について学びました。2型糖尿病が生活習慣と深く関わることや、血糖値・HbA1cの基準、自覚症状、合併症や医療費の課題が紹介されました。また、最古の患者とされる藤原道長やインスリンを発見したフレデリック・バンティングらの功績、国際連合が定める世界糖尿病デーにも触れました。後半はべジチェックを体験し、食生活を見直す機会となりました。 |
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| ■褐色・ベージュ脂肪細胞の調節機能と肥満予防効果 [講師]奈良女子大学 小栗 靖生 氏、髙地 リベカ 氏、菅 尚子 氏、宮本 真菜 氏 [開催]2026年1月23日 栄養学の視点から科学的根拠に基づく減量と肥満予防について解説が行われました。食品交換法や脂肪細胞の働き、適正BMIの重要性、臓器ごとのエネルギー代謝を学び、褐色・ベージュ脂肪細胞の役割や食事誘発性熱産生について理解を深めました。朝食やたんぱく質接種、ゆっくり食べる習慣の有効性も紹介しました。後半はInBodyやSATシステムを用いた実習を行い、自身の体組成と栄養摂取状況を確認しました。 |
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| ■時間栄養学と個別化栄養学を活用した血糖値管理 [講師]東京科学大学 高橋 将記 氏、奈良女子大学 髙地 リベカ 氏、菅 尚子 氏 [開催]2026年1月30日 体内時計と栄養摂取の関係について最新の知見を紹介していただきました。中枢時計と末梢時計の仕組みや社会的時差ボケの影響、光環境と生活習慣の関連を学びました。また時間栄養学の観点から、朝食やたんぱく質接種の重要性、時間制限食の効果と注意点について解説されました。さらに、機会学習を活用した個別化栄養学の可能性にも触れ、健康づくりの新たな展望が示されました。後半はナトカリ計によるナトカリ比の測定を実施し、自身の食生活を改善するためのヒントを得ました。 |
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| ■ヘルシーレシピ・調理実習 ~腸活・ナトカリに良いヘルシー献立~ [講師]生駒市で活躍する管理栄養士チーム [開催]2026年2月20日 第4回講義では、座学で学んだ内容を実践につなげることを目的に、腸活とナトカリバランスを意識した献立による調理実習を実施しました。雑穀米ごはん、鮭のちゃんちゃん焼き、かぶのゆず浅漬け、きのこ汁、いちごの五品を調理し、食物繊維やカリウムを効果的に摂取する工夫や減塩のポイントを学びました。理論を献立作成から試食まで通して確認し、健康的な食生活を継続するための実践力を養う機会となりました。 |
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<受講された方からの感想>
・食や健康に関心があり、受講しました。糖尿病について、歴史から最先端の研究まで学ぶことができ、大変充実した講座でした。
・大学卒業以来、疾患について学ぶ機会が少なく、このような場があり、非常にありがたく思いました。β細胞に刺激を与える栄養素について、もう少し詳しく知りたくなりました。
・思っていた以上に専門的でついていけるか心配でしたが、わかりやすく説明して頂き理解が深まりました。糖尿病のことをなんとなく理解していると思いましたが、基本的なことを理解する必要性があると思います。食生活の改善、体質の改善につながるような、より実践につながる講座があったら学びたいです。
・座学だけでなく、実習も組み合わせることで、より自分事として学ぶことができ、今後の食生活を考える良いきっかけになりました。




